わが家の庭は鳥の観察メッカです。

わが家の庭は、さまざまな鳥の観察メッカです。
けっして広くもないのですが、鳥にとってはどうやら居心地のよいスペースの様子です。
訪れるほとんどの鳥が小ぶりなものなので癒されます。
ところがなぜか最近、庭にカラスが大量に押し寄せてきています。
前から我が家の庭にはカラスも多く飛来していましたが、ここのところ10倍くらいの数に跳ね上がり、一体何が起きたのか?と不思議に思い観察中です。
観察といっても微笑ましく眺めているわけではなく、正直撃退したい思いでいっぱいです。
早朝にはゴミ漁りに精を出し、激しく喚きたてます。
昼から夕方にかけては縄張り争いやメス獲得の鳴き声で正直迷惑です。
カラスはほかの小鳥とは違い、濁音系の大音量で鳴くため、音楽を聴く時や電話をしている時などはすごく迷惑に感じています。
もちろんカラスだって生きねばならないので温かい眼差しもなくはないですが、それにしてもなぜわが家にばかり集ってくるのか謎です。
そういえばこのカラスの襲来は秋に始まったのを思い出しました。
わが家の柿の実を狙って集っていたのが始まりです。
それなら柿シーズンが終われば来なくなる筈。
ところが彼らはどんどん仲間を増やし、ひっきりなしに飛んできています。
おそらくハシブトガラスの類なので、翼を広げると1~2mほどにもなり、羽ばたきの音もすさまじいです。
庭の車に乗り込むときなどに傍で羽ばたかれるとさすがにドキドキします。
食べ物を持っているときも恐怖で、明らかに狙っている風情です。
ただ、カラスがねぐらに帰る夜だけは我々は静かに暮らすことができます。
さいきん彼らの巣を散歩がてら発見したのですが、その場所は近所のお寺の森の中でした。
その森は巨大なクスノキの密生する森で、昼でも薄暗く人間は誰も近づきません。
それが好都合なのか、大群のカラスが集って暮らしているようです。
いっせいに森から飛び立つ様はとても不気味。
朽ちた廃寺にも棲みついているのでしょう。
廃寺は治安にも悪いため、できれば森ごと撤去して欲しいとまで思っています。
そんなカラス、ついに先日は我が家のベランダにまで侵入するようになりました。
カラス対策を何もとっていないわが家は、彼らにとって格好の居場所なのでしょう。
干している洗濯物スレスレのところを滑空し、2階の屋根で狩った小動物などをついばんでいます。
こちらとしても威嚇したいところですが、何羽も同時にやってくると恐怖をおぼえます。
かといって、小動物の食べ残しを屋根に置いていかれるとGやネズミの温床になってしまいます。
ほんとうに困ったものです。
こないだホームセンターで、カラスの死骸をかたどった威嚇グッズが置かれているのを発見しました。
一瞬買おうかどうしようか悩んだのですが、これをいくつも軒先にぶら下げることを考えると、こちらの気分が滅入ってしまいそうなのでやめました。
ハロウィンならともかく、普段からカラスの死骸を人目に晒すわけにはいきません。
それにカラスは本当に賢い生き物。
それが騙しだとバレればなんの効果も持たなくなります。
昔ながらの畑の目玉バルーンやCDの吊り下げなどはいまや通用しなくなっていますし、カラスと人間の知恵比べはこれからも続くのでしょう。
そのいっぽうで、かわいい小鳥だけは心からウェルカムです。
わが家の庭の地面には大きな窪みがあり、そこに小鳥たちが水浴びをしにやってくるのが楽しみで、あえてその窪みに土を入れていません。
雨上がりにその水たまりでくつろぐ小さな鳥は、スズメだけでなくモノクロの水鳥や見たこともないほど鮮やかな鳥など多種多様です。
窓からその様子を見ると気持ちが和みます。
ですが、そこにカラスが舞い降りてきて一瞬で小鳥たちを蹴散らしてしまいます。
私がもっとも怒りをおぼえる瞬間です。
小鳥は小心者なのですぐに飛び去ってしまいます。
カラスはいろんな意味で憎き存在です。
人間の勝手かもしれませんが、こちらに脅威を植え付ける生き物はどうにか撃退したいと考えてしまいます。
そのいっぽうで、小さい鳥は害が少なくヒトと共生しやすい生き物です。
先日川沿いを歩いていたところ、翡翠色の美しいカワセミが1羽飛んでいるのを見かけました。
「綺麗な川の証」とうれしくなりました。
カワセミは見た目も鳴き声も愛らしく、もっと増えて欲しいと願うほどです。
ところが実際に増えていくのはカラスばかりです。
カラスはどこへいっても嫌われ者でかわいそうといえばかわいそうですが、知能も高く小賢しいところがあるので、あまりかわいいと思えず残念です。
今日もわが家のすぐそばの電線にとまり、3羽でなにやら喚いています。
こうしてみると、カラス語で意味のある会話をかわしているようにみえます。
私が窓を開けると、少し黙ったあと一瞥をくれてから会話を再開します。
こちらの敵意を察して警戒しているのでしょうか。
「あいつには気をつけろ」とでも注意喚起しているのかもしれません。
今日もわが家にはそんな多くの鳥たちが集い、異種生物同士の関りの場となっています。

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